プロジェクトスタッフ


室温の25℃は快適なのに、水風呂の25℃は冷たい。どちらも同じ25℃なのに不思議に思いませんか?「体感」には、驚くようなメカニズム(体感原理)が作用しています。「緑風の家」は、この体感原理に基づいて、自然の力をうまく活かして、ここちよさを引き出した住宅です。ウソかホントか、ぜひモデルハウスで確かめてみてください。

本プロジェクトでは:

全体の企画コーディネイトを担当。

プロフィール:

「環境共生」をテーマとした住まいづくりとまちづくりのコンサルティング会社、(株)チームネットの代表。自然の力を巧みに活用した数多くの事業のプロデュースを手掛け、その実績には定評がある。立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科非常勤講師、都留市立都留文科大学文学部社会学科非常勤講師。著書『まちに森をつくって住む』(農文協)、『自分のためのエコロジー』(筑摩書房)他。

HP:

http://www.teamnet.co.jp/

株式会社チームネット
代表取締役

甲斐 徹郎


植栽などの室外日除けや壁の断熱によって床・壁の温度上昇を防ぎ、壁を少量の井戸水で冷やす。木陰・床下や夜間の低温外気を取り込み、暖気は屋根から上昇気流で自然に抜く。このような“涼しさづくり”は目で見て理解できるし、肌で感じる快適さがあります。自然の恵みを生かす楽しみがあって、環境への負荷も小さい。植栽を増やせばお隣さんにも涼しさのお裾分けすることにつながります。自然のポテンシャルを活かす住まいの楽しさが、ぜひ広まってほしいと期待しています。

本プロジェクトでは:

研究者の立場から環境・自然を活用した熱環境づくり、全般のアドバイザー役を担当。

プロフィール:

1968年横浜に生まれる。涼房や自然暖房、太陽給湯、エコトイレなど、自然のポテンシャルを生かした環境配慮型住宅について研究を行なっている。共著書「エクセルギーと環境の理論」(北斗出版)、「生活環境学」(井上書院)など。

HP:

http://www.geocities.jp/itaru_lab/index.htm

東海大学
工学部建築学科
准教授

高橋 達


私がまだ、若者だった頃、友人が熊谷の河原で結婚披露のBBQパーティを開いた事がありました。真夏の太陽を浴びて、蒸し焼き状態になった私には、熊谷は広くて暑い所という記憶が残りました。今回、松本さんとの出会いで、あの時の熱気と暑さが甦り、熊谷に涼しくてここちよい空間をつくるプロジェクトに関わる事の不思議さを感じました。日本の本当の豊かさと美しさを創り上げるには、環境共生の考えと造園技術を融合させることで可能になる事を確信しています。

本プロジェクトでは:

街区全体の局所的な気候をコントロールすることを目的としたガーデンプランを担当。

プロフィール:

武蔵野美術大学卒業後、植木職人を経て造園会社を設立。個人邸の庭のデザイン・施工を基本にまちなみのガーデンデザインや環境共生住宅のプロジェクトにも取り組んでいる。武蔵野美術大学非常勤講師。

HP:

http://ab-design.jp/

ABデザイン株式会社
代表取締役

正木 覚


緑風の家は風通しのいい家です。風が通り抜ける住まいは、あたりまえのことですが、家族の声も気配も通り抜けます。かつて我々がもっていた「あいまいな境界」という懐かしい生活感覚やルールで暮らせる、そんな住まいが必要だと考えました。お互いの様子を知ること、そしてそこから生まれる配慮が家族間のコミュニケーションを育てます。

本プロジェクトでは:

全体の設計・監修を担当。

プロフィール:

1984年、富樫デザインスタジオ設立。人と空間の関係性を重視したデザイン活動は、住宅やショップの設計にとどまらず、オリジナル家具・香炉・照明等のプロダクトデザインに至る。そのデザイン性は各方面から高い評価を受け、“フィロ青山”商環境デザイン賞-優秀賞、“椿庵”JCDデザイン賞-優秀賞、“九品仏の家”TEPCO快適住宅コンテスト-佳作等、多数の受賞歴がある。

HP:

http://togashi-design.jp/

株式会社富樫デザインスタジオ
代表取締役
多摩美術大学
環境デザイン学科
教授

富樫 克彦